秒睡まくらは、日本人の首(頸椎)のカーブを基準にして日本人の最適設定に徹底的にこだわりました。

なぜ、枕なのに日本人向けの専用設計が必要なのでしょうか?

【日本人と欧米人の体格(骨格)の違い】

日本人(アジア人)は、前面の筋肉が発達しやすく、欧米人(西洋人)は背面の筋肉が発達していたり体型が大きく異なることはご存じだと思います。

先ず、日本人の骨格は骨盤が後ろに倒れやすく、肩が前に出てくるので、自然と猫背になりやすい傾向にあります。

欧米人の方は、背骨の弯曲が強く後ろへ反り返っています。

日本人欧米人に比べ背中の筋肉の発達が異なります。

もともと椅子に座るということも欧米文化で、背中の筋肉が発達している欧米人は、ソファーや椅子に長い時間座った状態でもそれほど苦痛ではありません。

日本人は前かがみの姿勢で仕事をするという文化が長い間続き、背中の筋肉が欧米人のように発達していないので、長時間椅子に座るより、靴を脱いで畳やカーペットの上であぐらをかいたりするの方がリラックス出来ます。

過去の歴史を遡ると大きく分類すると、世界は狩猟民族農耕民族に分けられると言われています。

日本人は、古代から中世にかけて、狩猟文化から、農耕文化へと変化を遂げてきました。

狩猟民族は文字通り生活の基盤を狩猟に置き、森や平原、海などに生息する動物や魚を狩り、生活の糧を得てきました。狩りで力強く獲物を捕り速く走るために、手や足が長くなり、弓矢を引くことで、背面の筋肉が発達したと言われています。

一方の農耕民族は、主に河川流域に住んで麦や稲を育てて日々の生活を営んできました。田植えや収穫作業など農作に耐える為に必要だったことから、前側の筋肉が強くなりました

狩猟民族である欧米人の骨格と、農耕民族である日本人の骨格には違いがあり、特に首(頸椎)の筋肉や構造には、大きな違いがあるのです。

欧州ホテルにはパンパンに膨らんだ高さがあり柔らかい枕が多い事を不思議に思われる方も多いのでは無いでしょうか?

欧米人は、日本人と比べて、手足が長く頭が小さく、そして首も長いので、枕の高さも高い方が、負担が少ないのです。

また欧米人は、首の後ろに堅い筋肉があることから、柔らかい枕の方が相性が良いのです。

また欧米ではベットでマットレスを使った睡眠が中心である事とから、マットレスは、柔らかい事から、肩が沈む事も多いため、枕も高さのある枕が必要なのです。

より、枕の高さを底上げする為、枕の下にクッションを入れたりすることも一般的になっています。

このように欧米人日本人とでは、首(頸椎)の長さや、体型、骨格の大きさ骨密度筋肉のつき方に至るまで大きくことなるので日本人には、日本人に適した枕が必要なのです。

「欧米で大人気!」という宣伝文句の枕があっても、日本人と欧米人では、ぴったりな枕自体が異なり、一般的な日本人体型の日本人で方であれば、欧米の枕は、例え人気であっても、購入の選択肢から除外することをオススメします。

それでは・・・

韓国人と日本人は、欧米人とは異なる同じアジア人同士で体型もよく似ているので、全く同じタイプの枕がピッタリと合うのでしょうか?

その答えは、Noです!

日本人が枕に求める「高さ」「サイズ感」「枕のかたさ」は、韓国人と日本人でも、ぴったり適合する枕は大きく異なるのです。

以下に、その理由に触れたいと思います。

欧米人と比べた時ほど、同じアジア人として体格や骨格に大きな差がある訳ではありません。
しかしながら・・・
韓国人と日本人では首のSカーブ(頸椎)には違いがあります。
実は、日本人に比べ、韓国人の方が、平均して首が長いとされているのです。
首の長さ(顎から鎖骨までの長さ)成人の平均値は、日本人の首の長さ平均が、女性9.4cm 男性11cm身重差がなければ女性の方が長い)
韓国人の首の長さの平均は、女性12cm 男性14cmと、韓国人の方が首が長い事が判明しています
さらに韓国国民は、美意識がとても高いこともあり、比較的若い時期からストレッチなどで姿勢を正したり、首に対しての美容もかなり気を遣っている方が多く、更に首を2~3cm伸ばして首の長い小顔である事がステイタスになっています。
韓国人がすらっと首が長いのは、ストレッチ等も影響しているかと思いますが、首の長さは頸椎にも影響しているので、姿勢がいいと首が伸びます。食生活や生活スタイルなど文化の違いもあるそうです。
もちろん枕を高くしただけでは、首が伸びることは絶対にありません安易に枕を高くすれば、頸椎を痛めるだけなので、首を伸ばすには、正しい姿勢で睡眠をとることが重要になります。

脊椎のくびの部分である頸椎が圧迫されると、脊椎もダメージを受け自律神経が乱れて、心や体に様々な支障をきたす病気に発展するとされています。

睡眠の「質」を高め、頭部を支える頸椎(くびの部分)への負担をなくすことで、免疫力も上がり様々な体調の乱れを防げるようになります。

韓国ドラマや韓国映画を見てるとパンパンに膨らんだ高い枕布団は日本の布団に比べて薄い事が目に付く事があると思います。
韓国の布団が薄いのは、住環境の特徴として、「オンドル(温突)」という床暖房が、影響していることが知られています。
ずっとつけっぱなしの床暖のように温いオンドルがあれば、分厚い布団が必要ないからです。布団が薄い分、韓国の枕はパンパンに膨らんだ高めの枕が主流です。
また、オンドルによって常に部屋が乾燥していますので、韓国には布団を干す習慣がありません。いつも布団が乾いていて干す必要がないことから布団は薄いのです。
そのため、日本では布団をしまう為の「押入れ」文化がありますが、韓国には押し入れ設置が無く、布団をしまう為の文化もありません。
韓国の薄い布団 オンドル(床暖房)に設置している布団と枕のイメージ
その為、韓国では、枕と薄い布団は基本適に出しっぱなしで、普段、枕はクッション代わりにも使用しています。
さて、もうおわかりになりましたでしょうか?
日本のように、押し入れ収納に布団や枕を収納する必要がない韓国では、枕の大きさも収納サイズを意識する必要が無く、コンパクト設計の枕にする必要もありません。
その為、枕も幅は大きめクッション兼用としても使える柔らかく大きな枕が主流になっているのです。
日本の方では、畳に敷いた布団と枕を家族分「押し入れ収納」する住宅事情から、日本で販売されている枕のサイズは、今でも、横幅は、50cm×縦幅35cmサイズの枕が、一般標準サイズになっています。

韓国バージョンの「秒睡枕」の横幅は、70cm設定ですが、日本バージョンは、押し入れに丁度2個を収納しやすいように枕幅は韓国版より、日本版は5cm短く65cmにサイズ変更しています。

evezary日本版の「秒睡まくら」は、左右に寝返りしやすさを求め頭3つ分を目安に横幅65㎝のワイドサイズに決定しました。

枕の重さは、2kgなので押し入れ収納するにも重すぎず、また軽すぎることもないので、寝ている間に「まくら」が飛んでいってしまうこともありません。

※秒睡まくらは、日本の住環境にあわせ「ダブルサイズの布団」でも、「秒睡枕」を横に2個が並べられるように配慮してサイズ決定しました。

日本人頭の周囲幅(一周)は男性で約57.5cm女性で約55cmとされています。

13ポンドの重たいボーリング玉で寝返り反発力テスト

秒睡枕の表面は反発力で跳ねることでボーリング玉のように重い頭もスムーズに上手く寝返りが出来ます。

また、「秒睡枕」の場合、首下フィットの状態を、常時キープできる独自の形状なので、何度寝返りしても完璧に頸椎を支え続けることが出来ます。

数十年前まで日本の「まくら」素材の主流は「そば殻」や「発泡ビーズ」が主流でした。

近年では、そば柄の枕には、虫がつきやすい理由もあって、一部消臭 抗菌処理を施した「高級仕様のそば柄枕」を除き、めっきりそば柄まくらの需要は減り、一世風靡した「発泡ビーズ枕」も動くと発泡スチールが擦れるような音がする理由もあって、ビーズ枕の需要も減りましたが、「パイプ枕」など、とにかく昔から慣れ親しんだ「堅い枕」を好む日本人は、未だ未だ沢山おられます。
韓国ドラマのなかでも、たびたび登場する「まくら」からも、分かるように韓国人は「ふかふか」でクッションのように柔らかい枕をベッドにおいて高さのある枕で睡眠をとっています。
日本バージョンと韓国バージョンでは枕の堅さが異なります。徹底的に理想の枕の堅さの調査を日本国内でテストを繰り返しました。
日本バージョンの方がたっぷりラテックスフレークチップが充填しています。
5つのエリアのラテックスフレークチップ充填密度を変えることで堅さ調整をしています。

体型に最適な構造を見つけるために何度もテストとサンプルの過程を経て、どんな姿勢でも熟睡できるように、日本人の頸椎カーブデータを収集して、寝返りと首や頸椎の負担をなくすことが出来る究極の枕の開発に成功しました。

ラテックスフレークチップの特徴として、温度によって堅さが変わる事が無いメリットがあります。

例えば、低反発等ウレタン性の枕は、温かい部屋では、低反発(粘弾性)なのですが、冬場には硬くなる特性を持つ独自素材なので、室温が23℃以下になると、石のようにカチカチに硬くなりますので、低反発の恩恵が得られず首にも負担が掛かります。

例えば、セントラル空調暖房で、常時室温が保てるアメリカ等欧米環境で使用する場合は問題ありませんが、日本住環境上、部屋の暖房は、通常では節約のためにも各部屋毎に行うので、就寝まで寝室が冷たかったりするとウレタン枕は温度が上がるまで堅い状態になってしまいます。

今では、日本も韓国も欧米環境に近くなり、食生活や住環境も変化がありますが、数世代に渡る民族の歴史によってDNAに組み込まれている情報があることから、韓国人と日本人では、首の長さや体型も異なり、睡眠環境の違いもあって、一番好みにあったピッタリの「まくら」は、韓国と日本でも異なるのです。